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朝の習慣

2022/3/20(日)

少しずつ、春の足音が聞こえてきたこの頃。いかがお過ごしですか。卒業、入学、就職と忙しい季節がやってきました。3月は植物たちも芽吹く時期ですね。ばたばたと何かと忙しい時期ですが、忘れてはいけないことは、自分の健康と家族の健康を守ること。今日はそのなかで、「朝の習慣」について書いてみたいと思います。

1日を元気に過ごすポイントは「朝」にあります。ポイントは3つ。

①毎日決まった時間に起床する。

休日も、寝だめをするのではなく同じ時間に起きることが、疲れない毎日を作るポイントになります。代謝を促し、血糖値をあげて覚醒を準備するコルチゾールを味方につけましょう。コルチゾールは副腎皮質ホルモンで体内時計と深くかかわっています。体内時計が狂うと午前中の活動に支障をきたします。

②野菜、タンパク質と炭水化物を織り交ぜた朝食を食べる。

野菜⇒タンパク質⇒炭水化物の順番に食べると血糖値の急上昇を防ぐことができます。30回くらいよくかんで食べましょう。血糖値の急上昇は瞬発的には元気を出しますが、その後急降下して、イライラ、ストレス、果ては腸の不調を招きかねません。朝食は白いご飯よりは玄米や五穀米、パンなら全粒粉パンやライ麦パンなど植物繊維の多いものを選ぶと消化吸収がゆっくり進み、腹持ちがよくなります。

③体を動かしながら太陽の光を浴びる。

体内時計をリセットするポイントが太陽、野菜、たんぱく質、炭水化物です。朝食を食べることと、太陽の光を浴びながら動くことは1日のリズムを作る基本です。朝食を抜くことは厳禁です。空腹の時間が長いと脳は飢えの恐怖を感じて昼食時にかえってインスリンを大量に分泌してしまいます。その結果、血糖値の急降下のリスク、肥満のリスクが増えてしまいます。どんなに優れた治療法を試みていたとしても、体を支える土台である食事をなおざりにしたのでは、うまくいかないかもしれません。年度末の3月、新年度に向けて、朝の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。


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