今年の大寒(だいかん)は1月20日~2月2日です。
ご存じのとおり、大寒は二十四節気の1つで、1年中で最も寒い季節だと言われています。
気象庁によると、観測史上最も気温が低かったのは、1902年1月25日の北海道・旭川で
-41度を記録しています。ちょうど大寒の時期です。
この大寒は、二十四節気の1つで、1年間を太陽の軌道をもとに約15日ずつ24に区分し、季節を表す名称がつけられています。大寒はその最終節で、1年で最も寒さが厳しい季節とされています。
大寒の最終日がいわゆる「節分」です。
その翌日に「立春」を迎えます。
二十四節気それぞれの日付は、国立天文台が決めています。おおよその日付は推測できますが、前年2月最初の官報に掲載される「暦要項(れきようこう)」で公告され確定します。
大寒といえば「寒の水」を思い浮かべますね。特に日本酒を好まれる方は御存じでしょう。
仕込みの水に適していると言われています。
真冬の水ならではの手が切れるほどの冷たさで、細菌が繁殖しにくいため、昔は長時間腐さらないとされ、汲み置きして使っていたようです。また、水が清らかなので霊力がある。と考えられてもいたようです。
「寒の水」を使うと発酵がゆっくり進み、味に深みが出ると言われ、酒・味噌・醤油などの「寒仕込み」が珍重されるようです。
また、大寒の時期に産まれた卵を「大寒卵」と呼びます。
鶏は、本来なら冬には産卵せず、暖かい春に近づくと産み始めます。ですから大寒の時期の卵は大変貴重であり、上質で栄養価が高いと言われています。