はやいもので12月。ついこの間、正月を迎えたばかり。と振り返ると、今年は災害が多い年だったと思います。石川県の能登半島地震、豪雨災害その復興にはまだ道半ば。住んでいる県民の忍耐や苦労、「なぜ」への投げかけは我々皆が考えることなのだと思います。感動したことがあります。ボランティアをはじめ建築や土木、庭木など様々な分野で専門知識をもったひとびとが自然発生的に、見ず知らずの被災者に寄り添い、一生懸命に元の姿に近づけようと、悪天候の中でも明るく作業して下さっている姿に胸を打ちました。「ありがとうございます」の気持ちが湧く1年でもありました。こんなにも相手に対する「感謝」が身に染みたことはないなと感じました。共助、とても便利なはずの今、スポッと何か突然欠けて、修復するのに大変さを感じることがあります。見えない相手であっても感謝の気持ちを忘れず前に向いて生きていきたいものです。薬の力も同じではないでしょうか。偶然出会った薬と患者様。患者様の体の中で回復に向けて一生懸命働く薬たち。「ありがとう」の気持ちが湧いてきます。